本「トーナメントポーカー入門 テキサスホールデムの基本理論」
SHIMADA, Shinya
パンローリング A5判 221頁 2011年5月発売
1,260円 (税込) 国内送料無料です。カードも手数料無料です。
目次 | 推薦の言葉 | 著者紹介 | 著者コメント
国内最多のアクセス数を記録したポーカーブログ
「ポーカーの高速道路とけものみち」が書籍化
トーナメントの基本から最新の戦略までの体系的な解説書
2011 WSOPトーナメントルール付属
第5作目となるカジノブックでは、日本で最もアクセス数を記録したポーカーブログ「ポーカーの高速道路とけものみち」の著者が、さらなる情報をもとに国内外でのトーナメントで入賞を目指すための基本から最新戦略までを紹介します。
キャッシュゲームとは異なる戦略が求められるトーナメント。ポーカーの基本概念は不変でも、その戦略は常に進化しています。本書は、著者の7年間の研究成果が体系的に分かりやすく解説されているだけでなく、世界で名だたるプロプレイヤーの紹介や、海外でのトーナメントへの参加の仕方といったコラム、さらに、WSOPのトーナメントルールの邦訳掲載まで、すぐに役に立つ実践書です。
本書によって目指すところは、中程度の参加費(ライブトーナメント―オンラインでない実地のトーナメント―では100~300ドル、オンラインでは6.5~24ドル)の90人くらいのトーナメントで、コンスタントに入賞(入賞率15~20%)し、優勝する(優勝率5~10%程度)プレイヤーになり、さらには、WSOPやオンラインなどの参加者1,000人を超えるビッグトーナメントに参加して入賞できるようになるプレイヤーとなることです。
第1章では、テキサスホールデムの基礎知識を紹介します。ここで、ポーカーの基礎理論からオッズ、「ポジションの力」などトーナメントポーカーの戦略を習得するうえで不可欠な基礎知識について説明します。
第2章では、ベッティングアクションについて、コールやレイズの基本的な意味、アグレッション(積極性)の重要性、フォールドエクイティなどの基本的な事項を説明します。
第3章では、プリフロップの戦略について、スターティングハンドの選択の仕方、レイズなどに関する意思決定の基準など幅広く説明します。
第4章では、フロップでの戦略について、コンティニュエーションベット、スロープレイなど基本的な概念を説明します。
第5章では、ポストフロップ(ターン、リバー)戦略について、ポストフロップでしばしば必要となるバリューベット、ブラフ、シックコールなどの考え方を説明します。
第6章では、トーナメント戦略として、トーナメントの序盤、中盤、終盤において必要となる概念をそれぞれ説明します。
著者コメント
本書は、本当の意味でのトーナメントポーカーの教科書として執筆されました。
基本的、体系的/網羅的な待望の日本語の教科書、それが「トーナメントポーカー入門 テキサスホールデムの基本理論」です。
この本のポイントは、次の3つです。
基本的
ゼロから何でも自分で始められるような人は天才と呼ばれますが、みんながそんな天才のようにできるものではありません。
「型」にはまらない自由なプレイをしたり、「型」破りなプレイヤーとなるためには、まず基本となる「型」を知る必要があります。
本書には、基本から最新の戦略まで、海外のプロの戦略が随所に織り交ぜられています。
本書を読むことで、先人の叡智を効率よく習得することができます。
体系的/網羅的
これまでネット等で日本語で入手できたポーカーの情報には、ゼロからポーカーを効率よく学習するという点で、不満がありませんでしたか?
ポーカーを何回かやれば分かる様なルールを説明しているものか、つぎはぎに特定の状況を解説するだけのケーススタディとなっているものが大半ではないでしょうか。
無数にあるそれぞれのケースに対して、
・ どう考えたらいいのか?
・ どういう考え方が基準になるのか?
自然と体得するには、長い経験を積み熟考に熟考を重ねる必要があります。
効率的にポーカーを勉強するには、体系的/網羅的に先人の知恵をまとめた本書を読むのがおススメです。
待望の日本語書籍
ポーカーの本は、英語の本だと数百冊もあるのに、日本語の本はこれまで5冊くらいしかありませんでした。
日本人同士でプレイするのならそれでもいいかもしれませんが、 圧倒的な情報量を持った上でプレイしている海外のプレイヤーと互角に戦うには不利となります。
本書には、世界のポーカー界では常識となっているような基本的な事項はほとんど網羅されています。
トーナメントポーカーの基本を体系的に学習したいと思っている人には、本書は本当におススメです。
ぜひ読んでください。
目次
推薦のことば
はじめに
第1章 テキサスホールデムの基礎知識
1-1 Theory of Poker
1-2 アウツ、オッズ、期待値
(1)アウツ
(2)オッズ
(ア)ポットオッズ
(イ)インプライドオッズ
(3)期待値
-ハンド例
1-3 ポジション
-ハンド例
1-4 ギャップコンセプト・サンドイッチ効果・スクイーズプレイ
(1)ギャップコンセプト
(2)サンドイッチ効果とスクイーズプレイ
-ハンド例
(3)リスクイーズ
1-5 That's Poker!
◎第1章の要旨
コラム1 映画とポーカー
○プレイヤー名鑑1 Phil Ivey
第2章 ベッティングアクション
2-1 ベット・レイズ・コール
(1)ベット、レイズ
(2)コール
2-2 アグレッション
(1)アグレッシブプレイの利点
(2)フォールドエクイティ(Fold Equity)
(3)フィアエクイティ(Fear Equity)
2-3 ポットコントロール
2-4 ミックスアップ
2-5 セルフコントロール
◎第2章の要旨
コラム2 トランプ・トリビア
○プレイヤー名鑑2 Tom Dwan
第3章 プリフロップ戦略
3-1 スターティングハンド
(1)総論
(2)ポテンシャルを秘めたハンド
(ア)ポケットペア
-ハンド例
(イ)ドローハンド
(ウ)ドミネイトハンド
3-2 判断が容易なハンドでのプレイ
3-3 オープンベットの額
3-4 3ベット
コラム3 ポットコミットとサンクコスト
3-5 Small ball
◎第3章の要旨
○プレイヤー名鑑3 Daniel Negreanu
第4章 フロップ戦略
4-1 コンティニュエーションベット
4-2 インフォメーションベット
4-3 スロープレイ
-ハンド例
4-4 フロップでのベッティング
◎第4章の要旨
コラム4 ローステイクスキャッシュゲーム①
○プレイヤー名鑑4 Annette Obrestad
第5章 ポストフロップ戦略
5-1 バリューベット
-ハンド例
5-2 ドローに対するベット
5-3 ディフェンシブベット
-ハンド例
5-4 フローティング
-ハンド例
5-5 セカンドバレル
-ハンド例
5-6 チェックレイズ
5-7 リバーへの布石
5-8 リバーでのベット
-ハンド例
5-9 ブラフとシックコール
-ハンド例
◎第5章の要旨
コラム5 ローステイクスキャッシュゲーム②
○プレイヤー名鑑5 Prahlad Friedman
第6章 トーナメント戦略
6-1 総論
6-2 テーブルイメージ
6-3 テーブルコントロール
6-4 トーナメント序盤の戦略
(1) プレイスタイル
(2) ビッグムーブ
コラム6 Chip Utility理論
6-5 トーナメントの中盤の戦略
(1) ブラインドスチール
(2) リスチール
(3) CSI
(4) ビッグスタック戦略
(5) ショートスタック戦略
コラム7 数学的に最適なプレイと利益を最大化するプレイ
(6) インザマネー直前
コラム8 ハンド・フォー・ハンド
(7) ICM
6-6 トーナメントの終盤の戦略
(1) ショートハンド
(2) ヘッズアップ
◎第6章の要旨
コラム8 WSOPエントリー方法
○プレイヤー名鑑6 Eric Lindgren
おわりに
参考文献
附録1 CSIに応じたスターティングハンド例
附録2 2011WSOP公式ルール
推薦のことば 1
『ポーカーの高速道路とけものみち』このブログを初めて拝見したのは、私が既にラスベガスに在住し、ポーカーを生業としてからだった。もちろんポーカーが好きでこの道に入ったのだが、自分の日々の財布を膨らます手段としてポーカーに接していた私は、このブログの冒頭に書かれていた「ポーカーというゲームに何か貢献ができないかと思いブログを始めた」という一文に衝撃を受けた。
それまでの日本語のポーカーブログといえば、日記の域を出ないような収支の自慢やバッドビートのアピール、一見戦略を書いてるかと思えばオンラインポーカーのアフィリエイトへ誘導するようなものが多かったからだ。
一方彼のブログは、海外の戦略本を違和感を感じない日本語に訳してたり、彼の提案で日本ではかつてなかったディープスタックのトーナメントを開催したり、まさに金銭的な見返りを求めず「日本のポーカーへの貢献」を主眼としたものだった。その姿勢に私は脱帽するとともに、自分のポーカーへの接し方の浅薄さを恥じ、某SNSで書いてた自己顕示欲満載の「ポーカー日記」を止める一因となった。
この度、そのブログの集大成として刊行される本書は、日本語では初出となるさまざまな最新の戦略が、理系の専任研究者が書いたのかと思えるほど体系立てて記されてあり、トーナメント参加中に簡単に思い起こせるような視覚に訴える図表も充実、さらには端々にあるコラムや読み物、プレイヤー名鑑などには著者のウイットが感じられる。なお、私のささやかな夢はポーカープレイヤーとして大成し、本書の改訂版において日本人として「プレイヤー名鑑」に登場することである。
Motoyuki Mabuchi a.k.a."Moto"
ラスベガス在住、ポーカープレイヤー
2011年3月現在、日本人のポーカートーナメント生涯獲得賞金ランク1位(by The Hendon Mob Poker Database)。2007年4 月、ラスベガスベラッジオホテルで開催されたWPTファイブスター 1500ドルイベントでメジャートーナメント初優勝、日本人初のブレスレットホルダーとなる。
推薦のことば 2
アメリカでのポーカーブームは、2003年にクリス・マニーメーカーというアマチュアが世界大会で優勝したところから始まります。参加費わずか$39のオンライン予選からWorld Series of Pokerメインイベント出場権利($10,000相当)を獲得。そしてそこでアマチュアである彼が、並居るプロを制して優勝、賞金$2,500,000を獲得。オンラインポーカーの登場でいつでもどこでもプレイができるようになり、また、そういった会社がスポンサーすることで、ポーカー番組のTV放送が急増。今では普通となった、全てのプレイヤーのハンドが視聴者に見られる形式でのポーカー番組の放送がはじまり、人気を博したこと。それらが重なり、ポーカーは一気にメジャーになりました。
私がテキサスホールデムを覚えたのは2004年。当時はポーカールームにいるほとんど全てのプレイヤーが覚えたての素人で、誰もが手探り状態で自分なりの攻略法を模索していました。
その後、人気の広まりとともに少しずつ情報が出回るようになりました。それでもノーリミットホールデムに関する本などというものはほとんどなく(ドイル・ブランソンの『スーパーシステム』くらいのもので)、ネットに点在する真偽定からぬ情報や、アメリカに行ったときに買うポーカー雑誌のコラム、Youtubeのポーカー動画でたまにプロが解説しているのを繰り返し聞いたりと、断片的な情報を一生懸命拾い集めていました。
あまり英語が得意ではない私は、これらの情報がもっと簡単に手に入れば、そして日本語で手に入ればどれだけ幸せだろうかとアメリカ人を羨ましく思っていました。
シマダさんのブログ『ポーカーの高速道路とけものみち』が登場し、日本で最も多くのアクセス数を獲得したポーカーブログとなったのは自然なことでした。
ブログでは海外の様々なポーカー本やプロの言葉から抽出された戦略が日本語でわかりやすく解説されています。これはまさに我々日本人ポーカープレイヤーが渇望していたものだったのです。本書はそれらの知識を体系化し、トーナメント戦略の基本から最新の戦略までをまとめたもので、これ一冊を読めば今のトーナメント戦略をひと通り把握することができます。様々なトッププロの知恵が集約された、ポーカープレイヤー必携の書と言えるでしょう。
cc
オンライン中心のポーカープレイヤー。
ポーカー掲示板「ひゃっほう掲示板」管理人。『フィル・ゴードンのポーカー攻略法 [入門編][実践編]』(パンローリング刊)の監修にも携わる。自称“腕はともかくこなしたハンド数は日本トップ級”。
著者紹介
SHIMADA, Shinya
東京大学法学部およびノースウェスタン大学ロースクールを卒業。
米国留学中にポーカーに出合う。帰国後も各種団体でアミューズメントポーカーをプレイを続け、2008 年よりWSOP など海外トーナメントに出場開始。ある日銀座のとあるBARにて、Doyle Brunson のSuper System 2 の翻訳を数人の仲間に紹介したところ好評だったことに気をよくし、2008 年2月、海外と日本のポーカー戦略に関する情報格差を埋めるべく、海外のポーカー戦略等を紹介するブログ「ポーカーの高速道路とけものみち」を開始。3 年で約40 万アクセスを記録する。なお、某掲示板等で「海外でインマネゼロのフィッシュ」と揶揄されるが、ラスベガス・マカオの小さなトーナメントでのインマネ・優勝経験はある(フィッシュであることは否定しない)。直近の主な戦績は、2011年フランスポーカーシリーズ・グランドファイナル・メインイベント58位入賞。WSOP ブレスレット獲得を本気で目指す日本人プレイヤーの一人。
《著者ブログ》ポーカーの高速道路とけものみち
◆この商品を購入した人は、こんな商品も買っています!
本「ディーラーをやっつけろ! ブラックジャック必勝法」
入門本「ポーカー教室 - ポーカーの三大ゲーム ホールデム・7カードスタッド・オマハを学ぼう!」
本「フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編 ノーリミットホールデムの戦略」
本「フィル・ゴードンのポーカー攻略法 実践編」
本「ガス・ハンセンのポーカーミリオンロード」
本「フィル・ゴードンのポーカー入門編~実践編」2冊セット
本「ポーカーマスター・選抜5冊」
パンローリング A5判 221頁 2011年5月発売
1,260円 (税込) 国内送料無料です。カードも手数料無料です。
目次 | 推薦の言葉 | 著者紹介 | 著者コメント
国内最多のアクセス数を記録したポーカーブログ
「ポーカーの高速道路とけものみち」が書籍化
トーナメントの基本から最新の戦略までの体系的な解説書
2011 WSOPトーナメントルール付属
第5作目となるカジノブックでは、日本で最もアクセス数を記録したポーカーブログ「ポーカーの高速道路とけものみち」の著者が、さらなる情報をもとに国内外でのトーナメントで入賞を目指すための基本から最新戦略までを紹介します。
キャッシュゲームとは異なる戦略が求められるトーナメント。ポーカーの基本概念は不変でも、その戦略は常に進化しています。本書は、著者の7年間の研究成果が体系的に分かりやすく解説されているだけでなく、世界で名だたるプロプレイヤーの紹介や、海外でのトーナメントへの参加の仕方といったコラム、さらに、WSOPのトーナメントルールの邦訳掲載まで、すぐに役に立つ実践書です。
本書によって目指すところは、中程度の参加費(ライブトーナメント―オンラインでない実地のトーナメント―では100~300ドル、オンラインでは6.5~24ドル)の90人くらいのトーナメントで、コンスタントに入賞(入賞率15~20%)し、優勝する(優勝率5~10%程度)プレイヤーになり、さらには、WSOPやオンラインなどの参加者1,000人を超えるビッグトーナメントに参加して入賞できるようになるプレイヤーとなることです。
第1章では、テキサスホールデムの基礎知識を紹介します。ここで、ポーカーの基礎理論からオッズ、「ポジションの力」などトーナメントポーカーの戦略を習得するうえで不可欠な基礎知識について説明します。
第2章では、ベッティングアクションについて、コールやレイズの基本的な意味、アグレッション(積極性)の重要性、フォールドエクイティなどの基本的な事項を説明します。
第3章では、プリフロップの戦略について、スターティングハンドの選択の仕方、レイズなどに関する意思決定の基準など幅広く説明します。
第4章では、フロップでの戦略について、コンティニュエーションベット、スロープレイなど基本的な概念を説明します。
第5章では、ポストフロップ(ターン、リバー)戦略について、ポストフロップでしばしば必要となるバリューベット、ブラフ、シックコールなどの考え方を説明します。
第6章では、トーナメント戦略として、トーナメントの序盤、中盤、終盤において必要となる概念をそれぞれ説明します。
著者コメント
本書は、本当の意味でのトーナメントポーカーの教科書として執筆されました。
基本的、体系的/網羅的な待望の日本語の教科書、それが「トーナメントポーカー入門 テキサスホールデムの基本理論」です。
この本のポイントは、次の3つです。
基本的
ゼロから何でも自分で始められるような人は天才と呼ばれますが、みんながそんな天才のようにできるものではありません。
「型」にはまらない自由なプレイをしたり、「型」破りなプレイヤーとなるためには、まず基本となる「型」を知る必要があります。
本書には、基本から最新の戦略まで、海外のプロの戦略が随所に織り交ぜられています。
本書を読むことで、先人の叡智を効率よく習得することができます。
体系的/網羅的
これまでネット等で日本語で入手できたポーカーの情報には、ゼロからポーカーを効率よく学習するという点で、不満がありませんでしたか?
ポーカーを何回かやれば分かる様なルールを説明しているものか、つぎはぎに特定の状況を解説するだけのケーススタディとなっているものが大半ではないでしょうか。
無数にあるそれぞれのケースに対して、
・ どう考えたらいいのか?
・ どういう考え方が基準になるのか?
自然と体得するには、長い経験を積み熟考に熟考を重ねる必要があります。
効率的にポーカーを勉強するには、体系的/網羅的に先人の知恵をまとめた本書を読むのがおススメです。
待望の日本語書籍
ポーカーの本は、英語の本だと数百冊もあるのに、日本語の本はこれまで5冊くらいしかありませんでした。
日本人同士でプレイするのならそれでもいいかもしれませんが、 圧倒的な情報量を持った上でプレイしている海外のプレイヤーと互角に戦うには不利となります。
本書には、世界のポーカー界では常識となっているような基本的な事項はほとんど網羅されています。
トーナメントポーカーの基本を体系的に学習したいと思っている人には、本書は本当におススメです。
ぜひ読んでください。
目次
推薦のことば
はじめに
第1章 テキサスホールデムの基礎知識
1-1 Theory of Poker
1-2 アウツ、オッズ、期待値
(1)アウツ
(2)オッズ
(ア)ポットオッズ
(イ)インプライドオッズ
(3)期待値
-ハンド例
1-3 ポジション
-ハンド例
1-4 ギャップコンセプト・サンドイッチ効果・スクイーズプレイ
(1)ギャップコンセプト
(2)サンドイッチ効果とスクイーズプレイ
-ハンド例
(3)リスクイーズ
1-5 That's Poker!
◎第1章の要旨
コラム1 映画とポーカー
○プレイヤー名鑑1 Phil Ivey
第2章 ベッティングアクション
2-1 ベット・レイズ・コール
(1)ベット、レイズ
(2)コール
2-2 アグレッション
(1)アグレッシブプレイの利点
(2)フォールドエクイティ(Fold Equity)
(3)フィアエクイティ(Fear Equity)
2-3 ポットコントロール
2-4 ミックスアップ
2-5 セルフコントロール
◎第2章の要旨
コラム2 トランプ・トリビア
○プレイヤー名鑑2 Tom Dwan
第3章 プリフロップ戦略
3-1 スターティングハンド
(1)総論
(2)ポテンシャルを秘めたハンド
(ア)ポケットペア
-ハンド例
(イ)ドローハンド
(ウ)ドミネイトハンド
3-2 判断が容易なハンドでのプレイ
3-3 オープンベットの額
3-4 3ベット
コラム3 ポットコミットとサンクコスト
3-5 Small ball
◎第3章の要旨
○プレイヤー名鑑3 Daniel Negreanu
第4章 フロップ戦略
4-1 コンティニュエーションベット
4-2 インフォメーションベット
4-3 スロープレイ
-ハンド例
4-4 フロップでのベッティング
◎第4章の要旨
コラム4 ローステイクスキャッシュゲーム①
○プレイヤー名鑑4 Annette Obrestad
第5章 ポストフロップ戦略
5-1 バリューベット
-ハンド例
5-2 ドローに対するベット
5-3 ディフェンシブベット
-ハンド例
5-4 フローティング
-ハンド例
5-5 セカンドバレル
-ハンド例
5-6 チェックレイズ
5-7 リバーへの布石
5-8 リバーでのベット
-ハンド例
5-9 ブラフとシックコール
-ハンド例
◎第5章の要旨
コラム5 ローステイクスキャッシュゲーム②
○プレイヤー名鑑5 Prahlad Friedman
第6章 トーナメント戦略
6-1 総論
6-2 テーブルイメージ
6-3 テーブルコントロール
6-4 トーナメント序盤の戦略
(1) プレイスタイル
(2) ビッグムーブ
コラム6 Chip Utility理論
6-5 トーナメントの中盤の戦略
(1) ブラインドスチール
(2) リスチール
(3) CSI
(4) ビッグスタック戦略
(5) ショートスタック戦略
コラム7 数学的に最適なプレイと利益を最大化するプレイ
(6) インザマネー直前
コラム8 ハンド・フォー・ハンド
(7) ICM
6-6 トーナメントの終盤の戦略
(1) ショートハンド
(2) ヘッズアップ
◎第6章の要旨
コラム8 WSOPエントリー方法
○プレイヤー名鑑6 Eric Lindgren
おわりに
参考文献
附録1 CSIに応じたスターティングハンド例
附録2 2011WSOP公式ルール
推薦のことば 1
『ポーカーの高速道路とけものみち』このブログを初めて拝見したのは、私が既にラスベガスに在住し、ポーカーを生業としてからだった。もちろんポーカーが好きでこの道に入ったのだが、自分の日々の財布を膨らます手段としてポーカーに接していた私は、このブログの冒頭に書かれていた「ポーカーというゲームに何か貢献ができないかと思いブログを始めた」という一文に衝撃を受けた。
それまでの日本語のポーカーブログといえば、日記の域を出ないような収支の自慢やバッドビートのアピール、一見戦略を書いてるかと思えばオンラインポーカーのアフィリエイトへ誘導するようなものが多かったからだ。
一方彼のブログは、海外の戦略本を違和感を感じない日本語に訳してたり、彼の提案で日本ではかつてなかったディープスタックのトーナメントを開催したり、まさに金銭的な見返りを求めず「日本のポーカーへの貢献」を主眼としたものだった。その姿勢に私は脱帽するとともに、自分のポーカーへの接し方の浅薄さを恥じ、某SNSで書いてた自己顕示欲満載の「ポーカー日記」を止める一因となった。
この度、そのブログの集大成として刊行される本書は、日本語では初出となるさまざまな最新の戦略が、理系の専任研究者が書いたのかと思えるほど体系立てて記されてあり、トーナメント参加中に簡単に思い起こせるような視覚に訴える図表も充実、さらには端々にあるコラムや読み物、プレイヤー名鑑などには著者のウイットが感じられる。なお、私のささやかな夢はポーカープレイヤーとして大成し、本書の改訂版において日本人として「プレイヤー名鑑」に登場することである。
Motoyuki Mabuchi a.k.a."Moto"
ラスベガス在住、ポーカープレイヤー
2011年3月現在、日本人のポーカートーナメント生涯獲得賞金ランク1位(by The Hendon Mob Poker Database)。2007年4 月、ラスベガスベラッジオホテルで開催されたWPTファイブスター 1500ドルイベントでメジャートーナメント初優勝、日本人初のブレスレットホルダーとなる。
推薦のことば 2
アメリカでのポーカーブームは、2003年にクリス・マニーメーカーというアマチュアが世界大会で優勝したところから始まります。参加費わずか$39のオンライン予選からWorld Series of Pokerメインイベント出場権利($10,000相当)を獲得。そしてそこでアマチュアである彼が、並居るプロを制して優勝、賞金$2,500,000を獲得。オンラインポーカーの登場でいつでもどこでもプレイができるようになり、また、そういった会社がスポンサーすることで、ポーカー番組のTV放送が急増。今では普通となった、全てのプレイヤーのハンドが視聴者に見られる形式でのポーカー番組の放送がはじまり、人気を博したこと。それらが重なり、ポーカーは一気にメジャーになりました。
私がテキサスホールデムを覚えたのは2004年。当時はポーカールームにいるほとんど全てのプレイヤーが覚えたての素人で、誰もが手探り状態で自分なりの攻略法を模索していました。
その後、人気の広まりとともに少しずつ情報が出回るようになりました。それでもノーリミットホールデムに関する本などというものはほとんどなく(ドイル・ブランソンの『スーパーシステム』くらいのもので)、ネットに点在する真偽定からぬ情報や、アメリカに行ったときに買うポーカー雑誌のコラム、Youtubeのポーカー動画でたまにプロが解説しているのを繰り返し聞いたりと、断片的な情報を一生懸命拾い集めていました。
あまり英語が得意ではない私は、これらの情報がもっと簡単に手に入れば、そして日本語で手に入ればどれだけ幸せだろうかとアメリカ人を羨ましく思っていました。
シマダさんのブログ『ポーカーの高速道路とけものみち』が登場し、日本で最も多くのアクセス数を獲得したポーカーブログとなったのは自然なことでした。
ブログでは海外の様々なポーカー本やプロの言葉から抽出された戦略が日本語でわかりやすく解説されています。これはまさに我々日本人ポーカープレイヤーが渇望していたものだったのです。本書はそれらの知識を体系化し、トーナメント戦略の基本から最新の戦略までをまとめたもので、これ一冊を読めば今のトーナメント戦略をひと通り把握することができます。様々なトッププロの知恵が集約された、ポーカープレイヤー必携の書と言えるでしょう。
cc
オンライン中心のポーカープレイヤー。
ポーカー掲示板「ひゃっほう掲示板」管理人。『フィル・ゴードンのポーカー攻略法 [入門編][実践編]』(パンローリング刊)の監修にも携わる。自称“腕はともかくこなしたハンド数は日本トップ級”。
著者紹介
SHIMADA, Shinya
東京大学法学部およびノースウェスタン大学ロースクールを卒業。
米国留学中にポーカーに出合う。帰国後も各種団体でアミューズメントポーカーをプレイを続け、2008 年よりWSOP など海外トーナメントに出場開始。ある日銀座のとあるBARにて、Doyle Brunson のSuper System 2 の翻訳を数人の仲間に紹介したところ好評だったことに気をよくし、2008 年2月、海外と日本のポーカー戦略に関する情報格差を埋めるべく、海外のポーカー戦略等を紹介するブログ「ポーカーの高速道路とけものみち」を開始。3 年で約40 万アクセスを記録する。なお、某掲示板等で「海外でインマネゼロのフィッシュ」と揶揄されるが、ラスベガス・マカオの小さなトーナメントでのインマネ・優勝経験はある(フィッシュであることは否定しない)。直近の主な戦績は、2011年フランスポーカーシリーズ・グランドファイナル・メインイベント58位入賞。WSOP ブレスレット獲得を本気で目指す日本人プレイヤーの一人。
《著者ブログ》ポーカーの高速道路とけものみち
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